What?
PMMを選択した状態で、右のウィンドウの下に、「品質」というオプションがあります。この品質というのは、キャリブレーションの品質に直接関係するものではなく、正しくはこのPMMを使って行われたRIP処理の品質を意味しています。
品質には三つオプションがあります。
標準(デフォルト)
RIP処理ではPMM内の設定と同じ解像度で行われます。PMM内の設定が600x1200DPIなら、レンダリング(コントーン)の解像度は600(2つのうち低い方)になります。出力とスクリーニングはプリンタの解像度で行われ、600×1200になるというわけです。レンダリングデータは16ビットデータなので、通常1ビットか2ビットのスクリーニングを行うための余分なデータがあります。
下書き
RIPのレンダリングはPMMで設定された解像度の半分で行われます。そのため、処理速度は通常より2~3倍速くなります。出力とスクリーニングは印刷モードの全解像度で行われるため、低い解像度はほとんど見えず、大きなサイズ(タイル状)の出力を処理するのに理想的です。
高
RIPのレンダリングはPMM内の解像度の2倍で行われます。そのため、通常の4倍くらい遅くなります。余分な解像度は、強力なアンチエイリアスのために使用され、その結果、小さな活字(プリンタの出力解像度に比べて小さい)をより鮮明かつ明確になります。このモードは、小型でありながら、高解像度のプリンターで、非常に細かいディテールを再現したい時にとても役立ちます。例えば、時計の盤面の数字や小さいマークが含まれる印刷に使えます。
Why
PrintFactoryは、UIの比較的わかりやすい場所でこのオプションを配置し、(自動的な内部選択やRIP環境設定ではなく)PMMにリンクさせたので、ケースに合わせて柔軟に使用できます。